佐久バルーンフェスティバル2010・大会レポート

2010年5月3日(月曜)から5日(水曜)までの3日間、長野県佐久市にて

2010日本ホンダグランプリ第2戦「佐久バルーンフェスティバル2010」が

開催されました。

過去50年で最も天気の良かったと言われる今年のGWの中行われた今大会は、

3日間とも晴天に恵まれ、観客動員数は約30万人にも達しました。

 

5月3日 初日


#1HWZ  #2PDG

 

初日は南からの風が吹き、会場からの一斉離陸が行われ

ました。タスク1のHWZでは、昨年の九州集中豪雨で不

運にもお亡くなりになった、昨年の佐久大会の覇者である

井上夫妻のメモリアルタスクが行われました。沢山の気球

が素晴らしいアプローチを見せる中、三重県出身の

遠藤選手が、1m61cmでこのタスクを制しました。

 

 

この日の地上風は西風から時間が経つにつれて北風、そして東風とシフトしていきました。

早めに離陸をしていたBUMは、地上風の読みやすい時間帯にアプローチをすることができました。

結果は#1が3.9m、#2が3.55mで、初日は3位スタートとなりました。

 

午後は強風のため、競技飛行はキャンセルです。

 

5月4日 


#3MDT #4XDD #5PDG #6JDG #7FON 

 

午前中のワンフライトで6マーカー5タスクが行われました。

会場からの一斉離陸と#3のミニマムディスタンスでは、

沢山の気球が会場上空を約20分間漂い、観ているお客様

を沸かせました。

今回のXDDは独特な設定で、会場の四方に12か所のエ

リアが設けられました。各チームはそのエリアの中に2つのマーカーを投下し、その距離が最大になるようにします。

 

 

このフライトで1000pointを3つも獲得した、地元佐久の

パイロット、須江選手が一気に首位に躍り出ました。

BUMも5タスクをそれぞれ800point以上でまとめ、僅か2point差で2位に着け、最終日を迎えます。

 

午後のフライトは強風のためキャンセルになりましたが、イベント会場ではパイロットととの交流イベントが行われました。今年の10月に行われるハンガリー世界選手権に日本代表として参加する7名のパイロットのサイン会や応援Tシャツの販売も同時に開催され、会場が賑わいました。

 

この日の夜に行われたバルーングローでは、3年ぶりに気球を立ち上げての実施に成功し、

観客の「3,2,1,バーナーズON!!」の掛け声とともに、鮮やかな熱気球の姿が浮かび上がりました。

 

5月5日 最終日


#8PDG  #9JDG

 

最終日も会場からの一斉離陸で2タスクが行われました。

佐久らしい穏やかな地上風が吹くなか、続々とパイロット達が

飛び立ちました。須江選手は最終日首位というプレッシャー

を撥ね退け、#8では8cmのオンターゲット!佐久でバルーンフェスタが始まって以来18年、初の地元選手のチャンピオンが誕生しました。

 

2位は神奈川県の赤間選手、3位は佐賀県の沼田選手でした。

BUMは順位を下げ、総合5位入賞に終わりました。

ULTRAMAGIC“The Racer”はTop10に6機エントリーしました!

 

来年も佐久の美しい景観を楽しみに、そして来年こそは優勝を目指して頑張っていきたいと思います。

 

大会フォト