Watarase Balloon Race 2012

2012年4月6日~8日の3日間、栃木県栃木市藤岡町、渡良瀬遊水地を中心としたエリアで、「渡良瀬バルーンレース2012」が開催されました。

今年で20年を迎える日本ホンダグランプリの第一戦の開幕です。

例年、満開の桜と熱気球の共演が見られる今大会ですが、今年は寒さが長引き、桜も5分咲きでしたが、全国から集まった気球乗りと沢山のお客様の熱気で、会場には春のムードが漂っていました。

 

上空1000mからの雲海
上空1000mからの雲海

4月6日 初日


会場でオフィシャルバルーンの立ち上げ
会場でオフィシャルバルーンの立ち上げ

AM: #1FIN #2WSD

 

初日の朝はFINとWSDの2タスクが行われました。

地上から100mくらいの高さまでの東風がはっきりしていたので、多くのチームがFINのターゲット東方向から離陸をしていました。しかし離陸と共にはっきりしていた東風も変化し、南西方向に流されていきます。

結局ターゲットに寄れたのは、南から離陸した4チームのみ、続くWSDは2チームのみでした。

BUM航跡図:大きな三角形を描いて離陸地に戻ってきました。
BUM航跡図:大きな三角形を描いて離陸地に戻ってきました。

 

 

BUMも東側から離陸し、ターゲットを目指しましたが近付く事が出来ず、最終的に離陸地に戻ってきました。

 

6位スタートです。

 

 

午後は強風のため、フライトキャンセルです。

4月7日 二日目


AM: #3PDG #4HWZ #5PDG #6FON

 

会場からの一斉離陸で、#3と#4はany orderです。

2日目はタスク数が多く、重要な1フライトになります。

しかし今回も変わりやすい春風にパイロット達は翻弄されました。

BUMは、1番に離陸した気球がHWZに行けていない事を確認し、HWZは捨ててのフライトプランを立てました。

 

ふらふらと変わる風に合わせることが出来ず、なかなかゴールにアプローチが出来ませんでしたが、最後のFONで、上空から投下し9mで1000点を獲得することが出来ました。

 

少しずつポイントを重ねて、BUMが首位に立ちました!

 

 

午後のフライトは、強風のためキャンセルになりました。

 

7時半からは会場でバルーングローです。

こちらも強風でバーナーバージョンのみになってしまいましたが、例年よりも多い花火と、音楽と炎で、幻想的な雰囲気に包まれました。

4月8日 最終日


#7FIN #8PDG

 

最終日は2タスク。しかし、朝から風が強く吹いています。

離陸地では風速5~6m/sの強風下、ゴーサインが出ました。

BUMもインフレを始めるも機体が左右上下に大きく振られ、リジットポールが1本折れてしまいました。危険を感じインフレを中止。4機が既に離陸してしまった後にフライトキャンセルになりました。

 

 

BUMが優勝!!

 

藤田雄大は3度目の渡良瀬バルーンレースでの優勝。

3年連続でグランプリ初戦を優勝で飾る事が出来ました!!

 

表彰式の前に、藤岡のスポーツふれあいセンターに寄ってきました。

渡良瀬のレジャースポーツ情報発信の基地としてリニューアルオープンしました。2階には様々な展示品やお知らせボードが設置され、3階は360°見渡す事の出来る 展望台が備わっています。是非、足を運ばれてみてください。

 

 

Photo Thanks @ Rie

最終結果


渡良瀬バルーンレース2012

順位 ゼッケン 氏名 得点 
1 1 Y. Fujita 4614
2 13 Y. Hanawa 4476
3 12 F. Masaki 4457
4 26 H. Takamoto 4417
5 16 T. Takashima 4254
6 2 T. Mizukami 4233
7 8 H. Miyata 4229
8 24 T. Inoue 4206
9 17 N. Naruse 3928
10 10 T. Mokuo 3859

 

日本ホンダグランプリ第一戦成績

順位 チーム パイロット  得点
1 TOTO BRT T. Mizukami 34
2 U2 F. Masaki 33
3 BG Kumosuke Y. Hanawa 28
4 SORATOMO T. Takashima 23
5 BUM BT Y. Fujita 22
6 Sabo-Shan-BX H. Wakamatsu 20