Watarase Balloon Race 2018

２０１８年４月６～８日の３日間、栃木県藤岡町で熱気球グランプリ第一戦「渡良瀬バルーンレース」が開催されました。爆弾低気圧が接近し荒れるという予報の中、奇跡的に３日間毎日フライトが実施されました。今年の桜は開花が早く、大会開催時には散ってしまっていましたが、遅咲きの思川桜の満開を見ることができました。菜の花が一面に咲き乱れる土手も見応えがありました。メイン会場の観客動員数は１０万人を超えたとのことです。

4/6 AM #1PDG #2FIN

      PM Cancelled

4/7 AM #3HWZ #4FON

      PM Cancelled

4/8 AM #5PDG

初日　４月６日

　午前中のみのフライトとなりました。雲が低く、最高飛行高度は６００ｍまでに設定されました。設定されたタスクはＰＤＧとＦＩＮです。今大会は、日本で初めてＣＩＡロガーを使用する大会になります。ＣＩＡロガーを使用することによって、今までアナログでやっていた物の多くがデジタル化されました。ＰＤＧで宣言するゴールは、実際の道路の交点から、空中に選ばれた一点に変わりました。パソコンで航跡を確認しながら、その一点を目指していき、デジタルマークをロガーのボタンを押すことでマーカー投下とします。

　早めの離陸でゴールを目指しましたが、離陸のタイミングで風が変わり出します。このままではどちらのゴールにも行けないと判断し、予報にある南風が吹いていることを信じて５００ｍまで一気に上昇します。上昇中、どんどんゴールから離れていくのでドキドキでしたが、予報通りの南風が入り、ゴールへ近付けます。後続のチームもその風を利用してプランを修正していきます。

　ＦＩＮのゴール付近では地上の風が弱く、方向も定まらないため、上空から急降下でのアプローチを選択しました。投下タイミングが早く、１８ｍ。そこそこのポイントでしたが、もっと落ち着いて地上付近まで降ろしてから投げた方が良かった・・・という結果になりました。

　総合は４位スタート。

２日目　４月７日

　この日も午前中のみのフライトです。風は強めでしたが弱くなる予報で、Ｇｏになりました。ＨＷＺ、ＦＯＮの２タスクです。大気が不安定なこの日も風向きは定まりません。ＨＷＺはゴールにアプローチすることが出来ないので、いかに離れないように飛ぶかが勝負となりました。やずやバルーンチームはゴール直前で高度を上げ、修正を試みましたが失敗でした。ＦＯＮの空中ゴールも途中まではオンラインだったのですが、修正のため高度を変えて、戻ってくるとそこには今まであった風がなく、外れてしまいます。ぱっとしない感じで２０分のフライトが終わりました。

　総合は変わらず４位。

最終日　４月８日

　晴れて綺麗な青空が広がりますが、強い風が吹いてくるという予報のため、１タスクのみとなりました。　会場からの一斉離陸でＰＤＧの空中ゴールを目指します。やずやバルーンチームは昨日までの流れを払拭すべく、勢いよく一番にテイクオフ。この日の風を乗りこなし４ｍという好記録で１０００点を獲得しました。

熱気球グランプリ第１戦

渡良瀬バルーンレース２０１８